平成27年の鬼怒川の洪水発生を踏まえ、神奈川県は、洪水に対しリスクが高い「重要水防箇所」において、水防管理団体である市及び消防団、隣接の自治会等とともに、水防等に関する情報を共有する「共同点検」を順次行っています。新磯地区では、2月15日(水)、該当箇所となっている磯部頭首工付近において実施されました。
この「重要水防箇所」は、150年に一度の確率で雨が降った場合に起こる洪水(流域1,680k㎡に2日で460mmの降雨)に際して、想定される相模川の水位と堤防の高さが計画余裕高に満たないため※、(※想定される水位が現況の堤防高は越えないが、計画されている、より安全な堤防高には満たない)洪水時には関係機関が緊密な連絡体制をとり、特に警戒にあたることとなっています。
今回の「相模川共同点検」では、「重要水防箇所」の概要や、洪水予報の流れ、浸水想定区域の概要、またこれらの情報入手の仕方など、具体的な説明がありました。
関係機関と自治会が情報共有することも大切ですが、何よりも地域住民の方が自ら危険性のある場所の把握や避難場所の確認を行うなど、いざという時のための備えが求められます。