津久井地区の自治会員を対象に「防災講演会」を平成29年1月21日に津久井中央公民館ホールで開催(津久井地区自治会連合会主催)し、約200名が参加しました。
危機管理教育研究所の国崎信江代表(防災・防犯関連の著作・講演のほか、内閣府・文部科学省など多くの防災関連の専門委員を務め、テレビ・ラジオでも活躍中)を講師に招き、「女性の視点から見た避難所と日頃の備え」というテーマで講演がおこなわれました。
熊本地震や東日本大震災など各地で設置された避難所における事例について、報道では聞くことができないような内容も含まれ、災害対応についての理解を深める機会となりました。
全体を通して「自助の重要性」について強調されました。「避難所は安全・安心の場所ではない」「犯罪が必ず発生するということを認識することである」「元々、学校の体育館等の避難所は居住に向いていないこともあるが、避難所に行かなくてもすむように自宅の耐震化、自宅の居住空間や寝室にある家具の固定(低い家具だからといって安全ではない)などの安全対策を講ずることが重要である」(国崎氏談)。
国崎氏自身は、「家族を守るため、意地でも避難所には行かない」「そのために、自宅の耐震化、十分な食料の備蓄(約1ヶ月分)をしている」とのことでした。
本講演を熱心に聞いていた参加者が多く、「この講演を聞いてよかった」「このような視点での話を聞くことができて、勉強になった」との声があり、有意義な講演会となりました。講演会報告書については各自治会長へ配布済みです。
情報提供:津久井地区自治会
2017.01.21