この度の新型コロナウイルス感染拡大を受け、新宿自治会では自治会に加入している113世帯に一律1万円を支給しました。
これは、現自治会長の榎本恒夫さんが20年以上前に防災部長を務めていた当時に発案し、災害時のために自治会費の中から1世帯につき毎月50円を積み立ててきた「災害特別積立金」から支給したものです。
「今回の新型コロナウイルス感染拡大は災害に相当する」と判断。4月28日に緊急本部役員会に提案し、会員には緊急書面評決で賛否を確認のうえ決定したものです。
5月16日から、各組長と各組の防災部員の2名体制で各会員宅をまわって配布されましたが、受け取った会員からは喜びの声とともに、配布に当たった組長等への励ましの言葉も多く寄せられたということです。
また、そう遠くない将来に起こると懸念されている自然災害のために役立ててほしいと、受け取った支援金を自治会へ寄付した世帯もあったそうです。
榎本会長は「配布する際に自治会員からいただいた貴重な意見は今後の自治会活動に反映させるよう約束いたします。また、このような取り組みが他の自治会へも広がってほしいと思っています」と語っていました。
(この取り組みは、5月17日の読売新聞でも紹介されました。)